「痩せたいけど、どうしても痩せられない」
「食べちゃいけないとわかっているのに、どうしてもお腹がすく」
こんにちは! 生まれたときから十五年間、脂肪が揺れているだの、ごついだの、醜いだのと罵られていたHISATOです。
人間って、本当に単純な生き物だと思います。
あれだけ人のことを馬鹿にしていた人たちが、わたしが痩せたとたんに、何も言わなくなったのですから。
完全に沈黙です。それどころか、ちゃんとメシを食ってるのかと心配してくる始末。
「馬鹿にしてたんちゃうんかい!」と言いたくなります。
関係の薄いひとたちからは、「胃下垂なんでしょ」「太りにくい体質なんだね」と決めつけられます。
「そうじゃない。痩せるコツを知ってるだけだよ」と、わたしはいつも返事をします。
今回はそのコツについて書きました。
わたしはプロの皆さんの意見に反対するつもりはありませんし、わざわざ張り合うつもりもありません。
なぜなら、栄養士やお医者様、整体師、ジムトレーナー、エステシャン……いわゆるプロの人たちのお墨付きは要らないからです。わたしは自分の身体で、自分の理論が正しいことを証明したからです。
高校生ですらりとした体型を手に入れてから、10年以上一度もリバウンドせずに体型を維持しているからです。
わたしの友人もはじめは半信半疑でした。というか、8割くらいは信じていない様子でした。
ブログを書いているときは暑っ苦しい文章を書きますが、現実のわたしは議論をしないタイプです。
アドバイスを求められたら答えますが、抵抗されるとすぐ引きます。
友人も友人で、彼なりに努力をしてきた経緯があるわけで、そこのところは動かせませんし、尊重しなけりゃなりません。
わたしが何を言おうと、信じる信じないは彼の勝手ですよね。
そういうわけで、わたしにできることは、彼が信じてくれたらと期待することだけでした。
はじめのうち、彼はわたしのアドバイスを完全に無視して、ダイエットを始めたそうです。
何度も失敗したやり方にこだわって、また同じことを繰り返したのです。
ところが、やはり成果はあがりません。
そのとき、たまたまわたしとダイエットの話をしたことを思い出した彼は、
やるだけやってみるかという気になったそうです。
どうせまた失敗するなら、別の方法も試してみようと。
すると、少しずつ体重が動きはじめます。
ちょくちょくダイエットの話を聞かれるようになったのは一か月経ったころでした。
「ほかには何をやったらいいのか」「買うものはないか」「ウォーキングをすると足が痛いのはどうしたらいいか」
わたしはその都度アドバイスをしました。
三か月経つと、彼の体重は五キロ減りました。
その頃になると、「わたしのアドバイスが体でわかった」と言うようになった反面、
まるで自分で編み出したかのごとく、わたしにダイエット法について講釈してくるようになりました。
(いやいや、知っとるわ! 教えたの、わいやがな!)
と、思いましたが、まあ、可愛いところがあるということで、私はいまだに黙って話を聞きます。
完全に体得したことの現れですし、人の幸せに水を差すのもなんだと思い……まあ、彼が幸せならそれでOKです。
最終的に半年で15キロの減量に成功した彼ですが、わたしとしては一片の不思議も感じません。
当然の結果だと思います。
わたしのノウハウは誰でも実践できる上、非常にシンプルな方法です。
努力もたいして要りません。ひとつのことを続けるだけです。
運動も筋トレも、やるに越したことはありませんが、つらいならしなくても大丈夫です。
いかがわしいサプリを飲む必要もありませんし、いかがわしいダイエットプログラムや謎の機械を購入する必要はありません。(もしもウォーキングをするなら、靴だけはスポーツシューズを買いましょう! 足への負担がまったく違います)
というわけで、そろそろ肝心のダイエット法について解説していきます。
きっと拍子抜けするよ? そんなもん、「知ってるよ」って思うよ?
だけど、話半分でもいいから覚えて帰ってもらいたい!
このブログは人の役に立つことを目的に運営しているので、誰かの役に立つと心から思えることしか書いていません。
半信半疑でも、嘘くさいと思われても、こいつペテン師だろうと思われてもいい。
頭の片隅にでも、キーワードだけでも、覚えて帰ってください!
健康的に、確実に体重を落とす方法は……「カロリー計算」
これだけ覚えて帰ってください。カロリー計算です。カロリー計算がすべてです。
あのばか、何か言っていたな……カ……カロ……
カロリー計算です!
これができないなら、あなたは何度でもリバウンドします。エステも、ランニングも、痩身マシンも、食事制限も無意味です。
あえて大見出しもひとつにしてあります。なぜなら、本当にここが重要だからです。
痩せるためにジムに通って、通知表みたいな紙をもらっている人にぜひとも知っていただきたい。
批判覚悟でいいますが、そんな紙はいりません。カロリー計算だけしてください。
ほかのことは一切いりません。カロリー計算だけです。
これが最上位、最優先です。
「ほかにも、こんな方法があるよ」じゃなくて、これだけです。
ほかのことのついでに、カロリー計算をするのではありません。カロリー計算のついでに、他のことをやってください。
ジムで汗を流したご褒美に、スタバでキャラメルラテを飲んでいたら一生痩せません。なぜなら、キャラメルラテのカロリーがわかっていないから。重要なのは、運動してカロリーを消費することではなく、キャラメルラテのカロリーだから。
ごちゃごちゃした知識は邪魔になるだけです。むしろダイエットにおいては、害悪ですらあります。
理由は、ひとつのことに専念できなくなるから。下の公式が薄れてしまうから。
摂取kcal ー 一日の消費kcal = 体重の増減
このルールは絶対の法則です。ダイエットの本を読むと、筋肉がどうのこうの、体温がどうのこうの、特殊成分がどうのこうのと書いてありますが、すべてページ数を埋めるためのおまけにすぎません。
テレビの特集のことも、週刊誌の記事も、プロが書いたアドバイスも全部忘れてください。カロリー計算だけを頑張ってください。
もちろん、ジムに行って筋肉を増やしたり、河原を走ったり、特殊成分をとったり、食事制限をするのはいいことです。
しかし、カロリー計算をしていないなら、すべて無意味です。
ダイエットのアプローチには、突き詰めれば二種類しかありません。(美容整形は除く)
つまりこういうことです。
ダイエットのアプローチ
どうしてもダイエットのアプローチが気になりますよね? どの方法を使おうか迷うと思います。
でも、あなたが管理すべきなのは、この表の中身ではないんです。極論すれば、中身なんかどうでもいいんです。
外枠がカロリー計算となっていることに注目してください。
あなたがほんとうにマネージメントすべきなのは、両者をひっくるめた合計のカロリーだけです。
中身をいじくりまわしたところで、意味はないんです。
最終的なアウトプットが、いくつになるかが問題なのです。マイナスになれば痩せます。プラスになれば太ります。
それ以上でも以下でもありません。「ほかにも何かあるんじゃないの」と思うかもしれませんが、何もありません。
これだけです。
逆に、別の方法に思いを馳せた方は赤信号です。
あらゆるメディアが、この表の内側をいじくりまわせと言っていることに気づいていません。
大した効果が無いから、無数のアプローチを提案してくるのです。
彼らには、本気で解決策を提案するつもりはありません。「こんなのどう?」と言っているだけなのです。
ぜひ試してみてくださいね!
(ま、どうでもいいけどね)
彼らにはこの程度の情熱しかありません。
痩せたいと願っている人間に本気で提案をするなら、カロリー計算の大切さを説明しないわけにはいきません。嘘だと思うのなら、何十万もするようなダイエットプログラムに参加してみてください。まるで親の仇みたいにカロリー計算をさせられます。参加中は専属のトレーナーに食べたものを全部報告します。足りない栄養素はサプリで採ります。全力でカロリーを抑え込みます。なぜって、それが痩せるということだからです。
幻想を追うのはやめましょう。好きなものを好きなだけ食べていたら、太るのは当たり前です。
カロリー計算をすれば、自分がどれほど太る食事をしているか明確になります。
目に見えないカロリーというものを、はっきりとさせること。目に見える状態にして、把握することが肝心です。
運動も筋肉も代謝もサプリもよくわからん成分も、脇にどけてください。
まずは、「自分が一日に何カロリー摂取しているか」を計算してください。
ごはん一膳のカロリーを知っていますか?
250カロリーです。
ハムと目玉焼き=170カロリー。味噌汁(インスタント)=30~100カロリー(具材による)
朝ごはんだけで、最低450カロリーはあります。ごはんをお代わりしたら、700カロリーです。
ここで、日本人の基礎代謝を厚生労働省のHPから参照しておきます。
「基礎代謝量」=「あなたが一日に摂取して良いカロリー」です。
性別 | 男性 | 女性 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
年齢 | 基礎代謝 基準値 (kcal/kg/日) |
参照体重 (kg) |
基礎代謝量 (kcal/日) |
基礎代謝 基準値 (kcal/kg/日) |
参照体重 (kg) |
基礎代謝量 (kcal/日) |
1-2歳 | 61.0 | 11.5 | 700 | 59.7 | 11.0 | 660 |
3-5歳 | 54.8 | 16.5 | 900 | 52.2 | 16.1 | 840 |
6-7歳 | 44.3 | 22.2 | 980 | 41.9 | 21.9 | 920 |
8-9歳 | 40.8 | 28.0 | 1140 | 38.3 | 27.4 | 1050 |
10-11歳 | 37.4 | 35.6 | 1330 | 34.8 | 36.3 | 1260 |
12-14歳 | 31.0 | 49.0 | 1520 | 29.6 | 47.5 | 1410 |
15-17歳 | 27.0 | 59.7 | 1610 | 25.3 | 51.9 | 1310 |
18-29歳 | 24.0 | 63.2 | 1520 | 22.1 | 50.0 | 1110 |
30-49歳 | 22.3 | 68.5 | 1530 | 21.7 | 53.1 | 1150 |
50-69歳 | 21.5 | 65.3 | 1400 | 20.7 | 53.0 | 1100 |
70歳以上 | 21.5 | 60.0 | 1290 | 20.7 | 49.5 | 1020 |
一日の摂取カロリーが基礎代謝量を超えたら太ります。割り込めば痩せていきます。それだけです。
本当にそれだけ。
ずっと太っていて、毎日のように馬鹿にされていたわたしにはよくわかりますが、
目をそらしてはだめです。この現実を直視してほしい。
これじゃあ、全然食べれないじゃないか! こんなもの狂ってる! データが間違ってる! おかしい! 痩せられるわけない! 不健康だ! ガンになる! 風邪をひく! 体調が悪くなる! 鬱になる! 死んじゃう! できないできないできないできないできない……
だけど、この残酷なデータに負けてはだめ! この現実と向き合うことなくして、減量成功はあり得ません。
たしかにこの表は、安静時の基礎代謝です。運動をすれば、もちろん代謝はあがりますし、消費カロリーも増えます。
しかし、1000が3000になったりはしません。北極で生活するか、アスリート並みのトレーニングをしないかぎり、無理です。
この現実に負けてはいけません。あなたが簡単に痩せないのは、この表の数値がちょっとした運動では変わらないからです。
わたしがカロリーカロリーと言っているのは、そういうわけです。
運動だのなんだので、この表をどうにかしようとするから痩せないのです。
アプローチが逆なのです。
「この表をなんとかしよう」ではないんです。「この表を受け入れるにはどうすべきか」なんです。
それこそが本物のダイエットです。
よく食べるものは、カロリーを暗記しましょう。
最初はめんどくさいと思うかもしれませんが、最近ではグーグルで調べればすぐにわかります。
いちいち調べるのが面倒なら、こういう本を使って一気に詰め込んでもOKです。
最新 早わかりインデックス 食材&料理カロリーブック 七訂食品成分表対応 Kindle版
レイアウトが美しく、きれいな写真と一緒にカロリーを覚えられるのでオススメです。食品自体のカロリーだけでなく、調理例やファストフードのカロリーまで網羅されています。
健康が気になる方も安心してください。わたしは、食事をするなと言っているわけではありません。
「基礎代謝を守って、食事をしてください」と言っているだけです。
基礎代謝が1100なら、上限を1000と決めて食事をするだけです。
カロリーさえオーバーしなければ、何を食べても大丈夫です。
わたしがやっている運動といえば、週に1回のランニング(40分程度)と、2~3日おきのプランク(5分)だけです。
忙しくてまったくやらない週もあります。
それでも10年以上体型が変わらないのは、すべての食事の摂取カロリーを把握しているからです。
これが「リバウンドなし」と断言している理由です。
だって、リバウンドする要素がないから。
すべての食事のカロリーを把握しているなら、太るときは太るとわかります。痩せるなら痩せるとわかります。
どっちかわからないということはありません。(←重要)
理にかなっていませんか?
リバウンドなしで痩せたいなら、むしろこれしかないとわたしは思います。
よくある反論&質問集
あきらめちゃだめだ。決意を力に変えるんだ。
カロリー計算をはじめるとすぐに気が付くと思います。
痩せるってことは、一朝一夕で実現するわけじゃないってことに。
体重は簡単に変動します。1ℓの水を飲めば、1キロ体重が増えます。トイレに行ったり、お風呂に入るだけでも変わります。
しかし、体重が減るのと痩せるのはまったく別のことです。
痩せるというのは、「見た目」が変わるということ。
そして、その肝心の「見た目」を変動させるには、5~10キロの減量が必要になります。
せっかくダイエットを始めたのに、体重が行ったり来たりを繰り返し、見た目も変わらないとがっかりしますよね。
だから、体重計を買いましょう! モチベーションを維持する最高のアイテムが体重計です。
あなたの周りのひとたちに訊いてください。体重計を持っているかどうか、使っているかどうかを。
太っている人は高確率で持っていないか、使っていません。
なぜなら、自分の体重を見たくないから。
現実を直視したくないから。目をそらし続けていたいから。
体重は変動します。カロリー計算を始めても、最初のうちは上ったり下がったりを繰り返すだけでしょう。
でも、だからこそ乗るべきです。痩せたいと思っているのに、体重が変わらないことを毎日確認するべきです。
目をそらしてはだめ。
体重が変わらなくても、その体重を確認し続けてください。
カロリー計算ができているなら、必ず体重は落ちてきます。
わたしの友人が半年で15キロ痩せたのは、奇跡ではありません。必然です。落ちるから落ちたのです。
基礎代謝を割り込んでいたら、体重は必然的に落ちていきます。100パーセント勝つ勝負です。
痩せるかもじゃありません。痩せるから痩せるんです。あなたの勝利だけがあり、敗北はないんです。
このほかにも、痩せることのメリットや、もっと細々したことも書こうかと思いましたが、やめておきます。それはこの記事の本質とそぐわないと思いますので。
Q&Aにも書きましたが、やらないために妄想をする時間があるなら、痩せた自分を想像してください。
すべてはあなたの行動次第です。
わたしからのお願いはこれだけです。
ぜひとも、「あなたの決意で、人の体型をあざ笑う馬鹿どもを黙らせてやってください。あなたの体型に嫉妬させてやってください。あなたが痩せすぎたことを心配させてやってください」
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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